追記
もちろん、面白さだけなら、少年チャンピオンに連載中の『ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~』の方がぶっ飛んでいます。
昔、手塚治虫の『観たり撮ったり映したり』についてblogに書いた記事を、そのまま掲載します。
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見つけた!! 「ゆきゆきて,おやじよ」
この blog へのリファラを見てたら、「観たり撮ったり映したり ゆきゆきて神軍」での検索が一件あった
おっ、と思いリンクをたどったらこんなページを見つけた
www.phoenix.to/87/mitari60.html
なんと、『手塚治虫漫画全集394巻 手塚治虫エッセイ集5』 に「ゆきゆきて,おやじよ」が収録されているというのだ
10年前ぐらいに世田谷中央図書館で、『観たり撮ったり映したり』を借りて読んだ
『観たり撮ったり映したり』の増補・改訂愛蔵版が出たのは、1995年の10月のようだ。もうちょっと前だと思ってたんだけど
私が読んだのは最初に出たほうではなく、増補・改訂愛蔵版の方だというのは間違いなさそうだ
このページによると、
www.phoenix.to/82/mitari.html
「ゆきゆきて,おやじよ」は最初に出た方には収録されてないようなので
私の手塚治虫さんの印象は、生前にテレビに出てた時の印象から、紳士然としたきちっとした人だと思ってたんだけど、このエッセイの中の手塚さんは喜怒哀楽をあらわにするかなり面白い人だった
そして文章もすこぶる面白い
その後しばらくして(世田谷から千葉市に引っ越した 1998年頃?)、『観たり撮ったり映したり』を買いたいと思い、神保町の三省堂を探したのだけど、よれよれのものが一冊見つかっただけだった
階を移動すると、講談社の『手塚治虫漫画全集』のコーナーを見つけた
その中にはエッセイ集もある
どれかに『観たり撮ったり映したり』が収録されてるんじゃないかと思い、家に帰って Web で調べると、エッセイ集8 に収録されてることがわかった
そして、買ったのが『手塚治虫漫画全集 別巻16 手塚治虫エッセイ集 8』
しかーーし、これには「ゆきゆきて,おやじよ」が含まれていなかったのである
その時は、「ゆきゆきて,おやじよ」は内容がアレだから、除外されたのかと思った。この全集の装丁が漫画単行本のそれだったし
しかし、他の巻に収録されてたとは
このページ
www.phoenix.to/82/mitari.html
を見ると、結構、他の巻に分散してるし、未収録のものも収録されてるようだ
当時はお金がなかったから、『エッセイ集 8』だけ買ったんだけど、またお金のない時に見つけてしまった
いつかエッセイ集は全部揃えたいものです
ところで、手塚治虫さんに「大家」・「大作家」という固定観念を持ってる人は、ぜひ『観たり撮ったり映したり』に収録されてるものを読んで欲しい
私も最初は、アニメになった手塚さんの作品を見てもオーソドックスなものばかりだと思ってたんだけど、高校生の頃、『リボンの騎士』の再放送を見てそのアバンギャルドさにぶっ飛んだものです
『観たり撮ったり映したり』の中の手塚さんはとても活き活きとその本性をあらわにしてくれています
2012年1月16日月曜日
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